夜の神泉苑

総論

訪問日 2023年12月30日
魔界度
アクセスのしやすさ

どうも、夜の魔界探検部 部長のかとうです。
今回は神泉苑にいってきました。神泉苑は京都二条城の南に位置する寺院で、かつての平安京大内裏に隣接して造営された禁苑です。

かつての京都の大内裏は現在の御所より、もっと西のこのあたりにあったんですね。
現在の御所は、かつては里内裏である土御門東洞院殿として使用されていた場所にあたり、平安時代の御所とは違う場所にあったのです。

場所

場所は二条城のすぐ南側。
最寄り駅は二条城と同じく地下鉄東西線の駅、二条城前駅です。
駅からは徒歩1,2分程度のすぐ近くに位置しており、アクセスは極めて良好です。神泉苑の正門は南側ですが、駅からは神泉苑の北門が最も近いです。北・南どちらからでも入ることができます。

雰囲気

南側からみた入口の石鳥居。
訪問したのが年末年始直前の12/30だったので、鳥居にはしめ飾りが。
右側にはチュリトスとかの出店が準備中となっていました。
出店が準備されているってことは初詣にくるひともいっぱいいるのかな?

入口の鳥居の右隣に立つ神泉苑を説明する看板。
794年の平安京造成の際につくられたとのこと。日本初の桜の花見も神泉苑で行われたとか。
鳥居はあるものの現在は東寺真言宗の寺院とのこと。

鳥居をくぐって苑内へ。神泉苑の中には大きな池があって、池の真ん中に島が浮いている。島へかかる橋は、入って正面にある小さな石の橋と、左側にかかる赤い橋の二本。

池に浮かぶ島への橋を渡らずに、苑にはいってすぐに右にいくと辨財天がある。

辨財天の鐘

辨財天の鐘の鈴緒

辨財天の照明。こういうの好き。

これも辨財天

辨財天よりさらに右奥にいくと矢剱社がある。赤い鳥居。神泉苑自体はいまはお寺だけどこのへんは神仏習合の様子。

矢剱社のくものす

つぎは石の橋を渡って池のなかの島へ渡ります。

島の中央には善女龍王社がある。

池のアヒルちゃんがケガをしているらしく、回復を祈る千羽鶴が。

コイのエサ

赤い橋を渡って島から出ます。この橋は法成橋といいます。

橋を渡って正面には本堂。本堂の中の本尊は撮影不可です。

本堂の近くには苑内の池に住む亀と鯉を祭るためか、亀塚と鯉塚があります。
写真は亀塚をアップで。

おわりに

以上、神泉苑でした。
二条城からも近く、駅からのアクセスも非常に良いので気軽に立ち寄れる京都の夜の魔界のひとつです。
夜でも参拝しているひとが多いので、穴場感は薄いですが一度行ってみてはいかがでしょうか。