夜の愛宕神社初詣

総論

訪問日 2024年1月1日
魔界度
アクセスのしやすさ

どうも、夜の魔界探検部 部長のかとうです。
今回は愛宕神社にいってきました。
愛宕神社は、古くからある神社で、明智光秀が本能寺の討ち入り前に祈願した神社とも知られています。ご利益としては火伏、防火のご利益がある神社です。

往復4~5時間程度かかるガチ登山が必要となるので、アクセスのしやすさは星ゼロ個とします。

私が訪問したのは2024年1月1日で、初日の出を眺めるための登山です。

場所

愛宕神社は、京都盆地を囲む山の一角、京都市内から見て北西側に鎮座する愛宕山の山頂付近にあります。
登山をしないとたどり着けず、アクセスの難易度は激やば。

難所はなく比較的初心者でも上ることができますが、コースタイムはそこそこかかるので、全く登山したことがない人や小さな子供には厳しいです。

また、初詣登山はとても寒く防寒着や、年によっては積雪に対応するためのチェーンスパイクなどの装備が必要なため、登山経験がない人にはおすすめできません。

コースタイム

30代の健康な平均的男性のペースで登りましたが、以下のようなコースタイムとなりました。
かなり余裕を見た時間配分としたため、初日の出までの山頂の休憩時間がかなり長くなりました。

  • 2:30 二の鳥居出発(登山開始)
  • 4:30 愛宕神社到着(2時間で登頂)
  • 4:30~6:20 愛宕神社の待合室で仮眠
  • 6:20 愛宕神社出発
  • 6:40 三角点着
  • 7:05 ご来光(見えず)
  • 7:15 下山開始
  • 8:30 二の鳥居到着

雰囲気

清滝トンネルを抜け、清滝に到着。
清滝に着いたのは2時ごろですが、すでに駐車場は明かりがついて営業しています。

愛宕山 二の鳥居、ここから登り始めていきます。
登り始めると明かりは全くなく、ヘッドライトだけが頼りになります。

私はヘッドライトの他に手持ちのライトを持っていきました。
2024年1月1日は曇りの予報でしたが、登り始めから降りるまで、ずっと小雨が降っていました。

で、道中は明かりがないのでいきなり愛宕神社まですっ飛ばします。
二の鳥居からちょこちょこ休憩しつつ成人男性の足で、2時間で愛宕神社到着。

愛宕神社入口。これから始まる初詣に備えて、謹賀新年の立て看板。
左側は社務所が営業をしていて、お札やお守りの販売をしています。

ちょっと入ったところから入口側を振り返る。
社務所は煌々と明かりがついている。

社務所の向かい側に待合室がある(黒い引き戸の奥)
ここで初日の出の時間になる直前まで休憩した。

待合室はゆったり入っても20人は余裕で入れる広さで、薪ストーブが炊かれていてとてもありがたい。
登山中濡れた装備を乾かすこともできた。

私の他には、初日の出を見るために登っている人が合計20人くらいいた。

愛宕神社本殿。
二礼 二拍手 一礼。

愛宕神社は豪華な欄間が多数あり、見ごたえがある。

見事な金属細工。

照明も、作りがしっかりしていて、雰囲気ある。

本殿から左に向かうと火の神の若宮社と縁結びの神の奥宮社があります。

若宮社、奥宮社に向かう廊下。

若宮社。ここまでくるとだいぶ薄暗く、人もいない。魔界感が増す。

こういう金属細工好きだ。

若宮社の横を回り込んで裏に行くと、さらに奥宮社がある。気づかない人も多いかもしれない。

若宮社の裏側。写真右側がさらに奥の奥宮社へと続く廊下。

奥宮社。縁結びのご利益がある。ここが愛宕神社の一番奥の様子。

奥宮社までお参りした後は、待合室で初日の出に備えて仮眠。

初日の出の時間の前に、三角点に向かって出発します。三角点の場所はかなりわかりづらいので、初心者にはお勧めしません。

2024年の初日の出はこんな感じ。
結局雲がかかっており、全く見えず空振りだった。

それにしても、三角点は以前よりも杉の木がだいぶ伸びている様子。
以前は三角点がわりと良い初日の出スポットであったが、今となっては、三角点に至るまでの道中の開けたところから見るほうが良いと思う。

愛宕山三角点。標高889.82m。
かなり数字をこまかく刻んでいるな。

登り始めは小雨だった天気は、山頂付近では雪へと変わり、三角点周辺は雪がうっすらと積もっていたが、今年はアイゼンやチェーンスパイクは不要だった。

クロガネモチの木かな?

下山開始。登っているときは真っ暗だったが、明るくなってから振り返ると、神社境内の石段はこんな感じ。

下山中は100人くらいとはすれ違ったと思う。やはり初日の出をみるために真っ暗なうちに上り始める人よりは、明るくなってから初詣に登る人がほとんどだと思う。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

愛宕神社は毎年初日の出を見るために登っている人も多数いる、初日の出スポットの一つです。
2024年は曇り予報のため、初日の出の時間帯は人が少なかったですが、太陽が出て明るくなってから初詣に登ってくる人は大勢いました。

元旦だけは、愛宕山登山者のすれ違うときの挨拶は「こんにちは」から「あけましておめでとうございます」に変わります。

今年はご来光が見えなかったのは残念ですが、こういう年もあります。
いつもと違った登山を楽しめました。